通常のスケール(目盛)では、目盛間隔が等間隔であるのに対し、対数スケールでは目盛の間隔を桁数で区切ります。データの桁数に極端に差があり、一部のデータが残りのデータより極端に多いか少ないような数値差が大きい場合、値の大きなデータによって小さなデータがつぶれてしまい、データの比較が難しくなります。対数スケールは通常のスケールでは分からなくなってしまうこのようなケースを防ぐことに有効です。
例として、世界のコロナ感染者数は、感染者が極端に多い国とそうでない国があります。通常の場合、感染者が多い国のデータにより色が強調されるため、感染者が少ない国の違いが分からなくなります。他方、対数スケールでは感染者が少ない国についても分かりやすく表示されています。このように数値差が極端に大きい場合に対数スケールは有効です。
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<対数スケールあり>
<対数スケールなし>
対数スケールを設定するには、マップ表示設定の「対数スケール」にチェックをつけてください。